神話や伝説と同じようにメルヘンも、ある時代の歴史を背景として生まれ、それぞれの時代の世相を反映しており、それじたい史科としての価値を持っていると考えられるからです。(はしがき より)


★メルヘンの深層―歴史が解く童話の謎 (講談社現代新書)
これは、よくある「本当は怖い~」的なものとは違い、歴史背景を照らし合わせた上での考察になってます。
現代の、それも文化背景の全く違う日本人から見たら、流れのよく理解できないお話って、確かにありますよね。

「ジャックと豆の木」の、何故ロバと豆を交換する気になったのかという所や、白雪姫と継母の関係など、読みながらまたいろいろと考えさせられます。
それとは別に、当時の生活様式の参考にもなります。
中世に関連したものに関心のある方にも、おとぎ話自体に関心がある方にも、おすすめしたい一冊です。

siinaipqi