うきうき気分でいると、とつぜん正面から自転車の明かりがボクをてらした。のっていたのはお巡りさんだ。
 自分のしたことをおもうと、逮捕されるんじゃないかと怖くなって、あわてて電柱の陰に隠れる。でもお巡りさんは、ドキドキするボクにぜんぜん気がつかないで、そのまま通りすぎてく。
 炎ちゃんのいうとおり、やっぱり大人にはボクの姿がみえてないみたいだ。
(第一話 より)


ボクはそんなに悪くない ―女神なあの子と主従関係― (impress QuickBooks)

主人である赤神炎子ちゃんに「D」と呼ばれる、大人には見えないちょっと怖い存在の主人公「僕」。
プライドの高い炎子ちゃんに言われるまま、炎子ちゃんの気に入らないクラスメイトたちにいたずらをしに出かけた夜、炎子ちゃんのように強い力を持った丸神星子ちゃんに出くわします。
「D」が炎子ちゃんの“下僕”と走らない星子ちゃんは、悪霊「D」を退治するため、炎子ちゃんに協力を呼びかけ、炎子ちゃんもそれを承諾するのですが……


小学生の女の子の陰湿な面が全面的に展開しますが、あまりドロドロせずに描かれていて読みやすいです。
オカルト的にも、人の心的にも、ちょっと怖いこの作品。夏の夜のお供におすすめです。


siinaipqi