Impress QuickBooks 「ライトなラノベコンテスト」チーム作品、ただいまkindleでセール中!
ということでしばらくは、私の「しーなちゃんのコンビニ日記 日常編」と一緒に発売された作品群を、ピックアップしていきたいと思います。



「おやつはどうする?」
「公園で食べる」
 分かってはいるけれど一応聞いてみた、といった表情で、母はデジタルカメラをテーブルに置く。長財布から二百円を取り出して僕の手のひらに乗せる。
「よしながはダメだからね」
 小銭の置かれた手を握って念を押される。
「うん」
(一、二〇一三年十一月七日 より)


よしなが酒店クロニクル ヒロインは未亡人(10才) (impress QuickBooks)

もくじを見ると判るのですが、このお話は101P(kindle推定値)ほどの量でありながら、61章もあります。
実は私、コンテスト開催期間は、あまりの章の多さに、この作品に目を通しませんでした。

しかし電子書籍として読むと、この章分けが気にならないんですね。
タップでページをめくるストレスのなさも大きいのでしょうが、こういう形態の「小説」もありなんだなと、目から鱗でした。

2013年に生きる小学生、高木亨くんの所に、なんの間違いで送られてきたのか、ある日金色の錠前が届きます。
その錠前がつなぐのは、1985年。そこでは、2013年ではすっかり大人になった人たちが、亨くんと同じ歳の子供として生活していました。
なぜ1985年なのか、錠前はなんのために亨くんをその時間につなげるのか。

切なさと懐かしさだけでは終わらない、優しいお話です。

siinaipqi